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「春景—枝垂れ桜」1998年 高台寺納入
山岸泉琳が高台寺様と御縁を頂きましたのは、1997年アートイベントからになります。その時に80畳の庭絵を描かせて頂きました。海外での個展活動を経て、自己表現の最大の成果となりましたのは言うまでもありません。絵師としての達成感として、言葉に表すことが出来ないほどでございました。
その翌年、襖絵「枝垂れ桜」を制作させて頂き、画業におきましては、代表作となりました。この襖絵は、毎春、京都・高台寺本堂にて公開して頂いて居ります。
 
琳派
琳派とは、桃山時代から江戸時代初期に京都で活躍した本阿弥光悦・俵屋宗達に始まり,江戸時代中期の尾形光琳によって、その名が高まった独自の芸術活動です。京都の雅と江戸の粋な文化の融合されたのが琳派と言われています。江戸時代後期には、酒井抱一や鈴木其一等のように、江戸において活躍した、琳派を描いた画家が誕生しています。こうした、琳派の大きな特色のひとつは、装飾性に富んでいることです。琳派は、金銀を拓己に使い現代人にも受け入れられる斬新なデザイン感覚の絵画を生んでいます。生活空間の中にも違和感なく調和する琳派の屏風や工芸品の形態・意匠表現は、生活をより豊かにする装飾美術として作り出されたとも考えられます。
 
絵師
江戸期以前の日本には、画家と言う概念が無く、絵画の専門家は描く技能者であり、仕事をする職人と見なされた。技能に長けた物を意味する「師」という字が用いられて「絵師」と呼ばれるようになった。明治維新以降は、この「絵師」と言う呼び名から「画家」に変化していく。